フトアゴと一緒

フトアゴヒゲトカゲの事をメインに気になった事を随時投稿

何故爬虫類飼育は気軽に始められないと勘違いされるのか、個人的に考えた5つの理由

皆さんこんにちは!

本日は何故爬虫類飼育が気軽に始められないのか、

自分が始めて見て分かった個人的な目線で語りたいと思います。

 

なかなか踏み出せない理由

自分もフトアゴヒゲトカゲを飼うまでに色々悩みました。

実際、自分の周りで飼っている人は皆無で、

情報もネットで調べたり、ペットショップで情報を集めたりするしかなく、

当然中には間違った情報もたくさんありました。

飼う前、あるいは今でも持っている印象を書きたいと思います。

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器具の価格が高額

これは思いましたし、今でも思いますが

熱帯魚(これもピンキリではありますが・・・)や鳥を飼うよりも高価ですよね。

過去の記事でも必要な器具を書きましたが、

必要最低限の飼育用具を揃えるだけでも4万円程度かかります。

そこに生体の価格も入ると、トータルで6万円から8万円の出費です。

必要最低限の価格ですので、熱帯魚を飼育するときのように

「とりあえず間に合わせの器具を揃えてあとでアップグレードしていけば良い」

という考えは通用しません。

素人考えではありますが、需要が少ないため、供給側も大量生産できず

どうしてもコストが上がってしまう→コストが高いため需要が増えない

この負のスパイラルが働いているのではないかと思います。

 

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内心




 

pogona.hatenablog.com

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爬虫類ショップの店員が基本的にぶっきらぼう

 

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初心者お断りモード



完全に偏見ですよね…

でも、自分の感想なので仕方ないです…

やはり売り手側は手練れが多いため、

今から始めようとする初心者に「こんなこともわからないのか」

という態度で接してくることが多いです。

気持ちは分からないでもないですし、割と繊細な爬虫類もいるので

売ってもすぐ死なせてしまうだろうという人に売りたくないかも知れませんが

もう少し親身になって必要な器具の説明や、爬虫類の説明をしっかりと

して貰えれば初心者もいずれは立派なお客さんに、

そして爬虫類飼育の伝道師になってくれるのに、と勿体なく思うことが多々あります。

特に好き嫌いの分かれる爬虫類飼育にとって、

飼育者を増やすことはお店にもプラスですし、飼育者が増えれば

既存の飼育者にとってもプラスだと思うのですが…

 

とにかく難しそう

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これは自分が飼おうと思って調べ始めたときの感想です。

犬や猫と同じ感覚で考えて、実際調べてみると

バスキングスポット?UV?カルシウム?保温球?

餌はコオロギ?ミルワーム?でもコオロギの足とミルワームの頭で便秘になる?

など、ものすごく繊細な生き物なんだなと感じました。

しかし、実際飼ってみると最初の印象よりも丈夫で、

特に気を遣う事なく飼う事が出来ています。

当然、種類によっては特別な注意が必要だったり、

知らずに飼うと結構大きくなったり(イグアナ…)する種類もいたりしますが

初心者向けの種類を飼うだけであれば、正直猫よりも手が掛からないです。

保温に関しても、最新の器具のおかげでほぼ自動で管理できます。

唯一難しいといえるのは、爬虫類は感情を訴えることができないので、

体調が良いかどうかが分かり辛いところですが、

長く付き合っていればそのうち汲み取ることが出来るようになります。

餌の食べ具合だったり、動き回る姿だったり、排便の具合だったり。

 

他ペットとの共存

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すでに猫や犬を飼ってるけど、一緒に飼えるのかという方を時々見かけます。

これだけは完全に相性ですので、自分の経験だけ書いておきます。

共存を保証するものではないので、もし飼われる場合は自己責任で…

 

さて、我が家ではフトアゴヒゲトカゲ1匹と猫を2匹飼ってます。

そのうちの1匹はフトアゴヒゲトカゲを放しても全く気にしません。

むしろ、フトアゴヒゲトカゲがその猫に乗っかったり、

隣に行ったりしますが、基本的にはお互い干渉しない関係性を保ってます。

あまり猫が意識しない場合は共存がうまくいきます。

 

が、もう1匹は野生が残っているのか、目を離すとフトアゴヒゲトカゲに

ちょっかいを出しに行きます。

軽く猫パンチしたり、フトアゴヒゲトカゲが”カサカサ”動くと

目をカっと見開いてアタックしようとしたりします。

フトアゴヒゲトカゲも負けじとアゴを膨らませると猫は逃げ出しますが、

お互いにストレスになるので

フトアゴヒゲトカゲをリビングに放す際には必ずその猫を違う部屋に隔離します。

 

犬と共存している動画もよく見ますので、

ここら辺はやはり完全にそれぞれの性格と相性となるみたいです。

 

家族からの反対

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これもなかなか多いのではないでしょうか。

特に奥様やお嬢さんから嫌がられることが多いと思います。

我が家でも、もともと妻が爬虫類大嫌いでした。

自分はずっと興味を持っていたのですが、飼いたいと言い出せませんでした。

ところが、家の近くに大きなペットショップができたので

妻と行ったときに爬虫類コーナーにフトアゴヒゲトカゲがおり、

女性店員の方が手に乗せてなでなでしているところを妻が見たのです。

 

すると、爬虫類大嫌いだったのに、興味本位で妻が近づくと

女性の店員さんが「持ってみますか?」と言ったのです。

そして恐る恐るフトアゴヒゲトカゲを手に取ると

「やばい、超かわいい」と目がハートマークになったのです!

フトアゴヒゲトカゲに声を掛けると首を傾げたり、

つぶらな瞳で見つめてきたりするところがヒットしたようでした。

 

こうして我が家の爬虫類飼育計画が順調に推進され、

今ではどちらかというと妻が我が子のように可愛がっております。

何事も経験をさせてあげることが重要だと感じました。

もし同じ悩みをお持ちの紳士方はさり気なくパートナーを

触れ合えそうなところへ連れて行くと印象が変わるかも知れません。

 

まとめ

・初期費用

・ショップ店員の対応

・飼育難易度

・他ペットとの相性

・家族

 

上記の5点をあげさせていただきました。

完全に個人の感想ですので、人によっては違う印象を持っているかも知れませんが

いずれにしても、爬虫類飼育はマイナーなジャンルです。

マイナーであるがゆえに情報も限られている感じがします。

個人的な希望としてはどんどん情報を増やして

飼育者が増えればもっとメジャーなジャンルになるのではないかと思います。